April 28, 2008

「鯉のぼり」について考える

鯉のぼり2
先日、当社の黒磯営業所へ出向いた際、あちこちの農家に立派な鯉のぼりがはためいていた。東京都心ではすっかり見かけなくなった光景なので、つい見とれてしまった。
以前は、4月に入ると男の子がいる家庭では、大なり小なり鯉のぼりを飾ったものだ。東京でもベランダからたくさんの手作りの鯉のぼりがはためいていたのを思い出す。
調べてみると、そもそも端午の節句というのは、奈良時代から行われている古い行事のようだが、 端午というのは、五月の初めの午(うま)の日という意味だ。それがいつのまにか五月五日に固定されたようである。 奈良・平安時代の端午の日は、宮廷で軒に菖蒲やよもぎを挿し、臣下の人々は菖蒲を冠に飾ったり、菖蒲の葉の薬玉を柱に下げたりしたという。
鎌倉時代には、武家の間から菖蒲と尚武をかけてこの日を大切にする気風が生れた。江戸時代に入ると、端午は幕府の重要な式日となり、大名や旗本は江戸城に出仕し将軍にお祝を述べたという。
江戸中期になると庶民の間から町民のアイデアで鯉のぼりが生れた。中国に古くから伝わる登竜門の伝説になぞらえ、竜門の滝を登り切ると鯉が竜になるように、我子も健康に育ち、将来は大きく出世して欲しいとの気持を込めたものだ。最初は和紙に鯉の絵を書いて飾っていたが、大正時代に綿の鯉のぼりが生まれ、素材が合成繊維に変わったりしてきたが、鯉のぼりを飾る風習は現在に受継がれている。 鯉のぼり
五月晴れに鯉のぼりがはためく風情はいいものだ。そういえば当社のシーガル(グリーティングカードショップ)http://www.seagull.cc/でも4月から鯉のぼりの工作カードが人気である。まだまだ鯉のぼりへの郷愁は廃れていない。5月5日にはみんなで鯉のぼりを飾ろう。そして菖蒲湯に浸かって男の子だけでなく子供たちみんなの健康と将来の幸せを祈ろうではないか。毎日暗いニュースが多い中、カラフルな鯉のぼりが街にはためくだけで楽しくなるではないか。


cpiblog00620 at 16:34│Comments(4)TrackBack(0)clip!雑感 

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この記事へのコメント

1. Posted by cheap cartier replica   November 27, 2014 17:54
我子も健康に育ち
2. Posted by Prada Galaxy S4 Cases   January 13, 2015 15:49
お元気(げんき)ですか.
3. Posted by replica breitling watches for sale   March 04, 2015 10:43
偉大な愛みんなでそれを共有するためのあなたのブログのおかげ。
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これをずーっと待ってた人も多いですよね。利用料金は無料ですので、au版iPhone 6/6 Plusをお持ちの方はぜひお試しください

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