October 13, 2007
剣道日誌30
先週の10月7日(日)第57回秋季品川区剣道大会が総合体育館で開催された。
私は午前中審判として参加し、午後からは四段以上の部に選手として出場した。
私達の第二コートは小学校1・2年生の部から始まり、最初の試合から審判としてコートに立った。小学校1・2年生は防具をつけて間もない子どもがほとんどで、初めて試合に出場する子どもも多い。そのため試合場に入るところから指導し、礼の仕方や蹲踞の位置など試合以外に指導することが多い。
そして、小学校1・2年生の試合は大変に難しい。どの打ちを1本とするかの見極めが困難で、大人の試合よりも緊張する。父母の方々の応援にも熱が入り、非常に注目される試合になるからである。
厳しすぎる審判を行なうと、試合が長引き延長が続く。そうかと言って軽すぎる審判では、試合にならない。コート全体の審判員の呼吸が合わなければ基準がばらばらになり、負けた側の不満が残ってしまう。小学校1・2年生の試合はとても難しいといつも感じる。
その後は、女子中学生の部の審判を行い、昼食後自分の試合の準備を始める。アキレス腱を2度断裂しているため入念に準備運動を行なう。
1回戦はUさん(女性)と対戦。メンの1本勝であったが、女性と対戦するのはとてもやりづらい。本来女性だろうと男性であろうと全力を尽くすべきであるが、どうしても闘争心が萎えてしまう。激しくぶつかることやツキなどを遠慮してしまうのだ。女性とは試合をやりたくはない。2回戦はI七段との対戦になった。普段稽古を行なっているため、出方が大体読める。
先手を取ったのは私で出てくるところを出ゴテで押さえた。2本目は逆で私が出たところをコテで1本取られる。3本目の勝負は近間から相手のメンに私のドウが相打ちになったが、2人の審判がメンに旗を揚げて敗れてしまった。
自分としてはメンを思い切って飛び込めなかったことが悔いとして残るが、勝負としては負けたという気がせず、満足のいく試合であった。
これからは、課題の割って入るメンを稽古の重点として、修行を積んでいこうと改めて思った大会であった。