July 19, 2007

剣道日誌 番外編「雨ちゃんを偲ぶ会」3

墓前翌朝全員で雨ちゃんのお墓参りをする。玉屋ホテルから徒歩で3分という近い場所に雨ちゃんは眠っている。お墓に手を合わせた後、これまた全員で雨ちゃんゆかりの妙義神社へ参拝に行く。玉屋ホテルの初代は妙義神社の宮司であったという。宮司を辞めるときに当時参拝者で賑わっていた参道近くに、参拝者のための宿を作ったというのが玉屋ホテルの始まりだと聞いた。今は数件しかない宿だが当時は100件以上の宿が連なっていたという。そして雨ちゃんが四代目であった。

妙義神社には六回参拝している。今回で七回目の参拝である。いつものように老杉がうっそうと生茂る境内の石段を上がっていく。数えたことはないがかなりの石段である。途中「熊に注意」との看板を発見する。相当山の上まで上がってきているが、熊が出るとは驚きである。
妙義、熊
妙義神社の創建は537年というから1470年の歴史がある古い神社である。本殿に参拝後、宮司を尋ね参拝の訳を話すと、十メートルの石垣の上にあり、俗に宮様御殿といわれる見事な御殿に上げてもらい妙義神社について詳しく説明をしていただいた。

ここからの眺めは関東平野を見下ろす素晴らしい景色である。しかし、今日はもやがかかり遠くまでは見渡せなかったのが残念であった。
私たちはよく妙義山というが、実は妙義山という山はない。白雲山、金洞山、金鶏山の三山を総称して妙義山というのである。熊本の阿蘇山と似ている阿蘇も阿蘇五岳を総称して阿蘇山といっている。その妙義の山並みも今日は見ることができない。

説明を聞いているうちに朝食の時間が過ぎてしまった。慌ててホテルへ連絡し遅くなる旨を伝える。玉屋ホテル名物の朝がゆで腹を満たし、2日間に亘った「雨ちゃんを偲ぶ会」を解散する。名残は惜しいがそれぞれ車に分乗し、または電車で帰路についた。
妙義神社集合

cpiblog00620 at 21:32│Comments(0)TrackBack(0)clip!剣道 

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