June 15, 2007

剣道日誌25

6月10日(日)母校成蹊大学にて春季四大学剣道大会個人戦が開催された。四大学とは旧制高校時代から親交のある、学習院大学、成城大学、武蔵大学、成蹊大学の4校である。旧制高校から新制大学に移行する時に現在の四大学が1つの大学として発足するという案もあったくらいであるからその親交の深さも分かる。

昨年は成蹊大学が男女共に優勝したが、今年は一転学習院大学が男女共に優勝するという我々にとっては番狂わせになった。
10日は10時頃から吉祥寺周辺は雷雨と共に大雨が降り、体育館も雨漏りするというアクシデントがあったが、激しい試合にもかかわらず怪我人もなく無事終了したので、開催校としてはほっとした。
今年は93才になるS先輩も見学に見えられ、閉会式で学生に激励の挨拶をされた。調布から1人で来られたS先輩はとにかく元気である。我々も年がどうのこうのなど先輩の前では言えたものではない。

私は参与として参加し、試合終了後恒例の稽古会に参加した。元立ちで学生と稽古をしたが、なぜか学習院の学生ばかりが私のところに集まった。
学生は稽古をしていて気持ちがいい。とにかく元気が良いのがいい。雨上がりの蒸暑い中、若い学生5〜6人と稽古をすると、もう汗でびっしょりなった。

後ろに下がり、呼吸を整えていると審判でお呼びした本郷学園のG先生に1本お願いしますと声をかけられた。G先生は芝学園の安部杯でもお世話になっている先生である。福岡県出身で高校時代はインターハイに出場し、上位に食い込んだ実績もある先生である。
初太刀は面を打ちに行ったところ、きれいに小手を押さえられた。私より17〜18才若いだろうか、さすが動きが早い。面も真直ぐ飛んでくるので、胴に切りかえしたり、面を合わせたりしたが、お互いなかなか技が決まらず、稽古の終了が近づいてきたため、1本勝負をお願いする。しばらく剣先で責め合っていたが、G先生が面に来たところをすかさず面に乗りかえすとこれがきれいに決まった。
なかなか意識していても出ない技であるが、体が自然に動き1本面を頂戴することができた。
07春四大戦
稽古会の後の懇親会で、多少お世辞もあるだろうが、学習院大学のH先生から稽古を見ていたがあの面は良かったと言われたのは嬉しかった。
学生食堂で行なった懇親会は四大学の学生、OBなどが参加し、賑やかに行なわれ、最後に主催校である我が校の音頭で万歳三唱をして解散した。


cpiblog00620 at 18:07│Comments(0)TrackBack(0)clip!剣道 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔