February 25, 2006
剣道日誌7
先週の日曜日(2月19日)私が会長を務めている「安部杯争奪剣道大会」が第10回を迎え盛大に開催されました。
この大会は芝学園に勤務されていた安部先生(剣道部顧問)が急逝(享年43歳)された後、先生のご指導を受けた当時の20代、30代の若い中学、高校の教師の方々が安部先生の遺徳を偲んで先生ゆかりの学校を集めて親善大会を開きたいとの申し出があり、芝学園剣道部のOB会がその熱意を汲んで主催を快諾して始まった大会です。5回大会まで私が実行委員長を務め、6回大会から会長として運営してきた大会なので、ひとしお10年という歳月に感慨深いものがあります。
また、初めは実行委員の先生たちは、毎年一人5万円ずつ積み立ててこの大会に寄付をしてきました。何とか軌道に乗るまではと実行委員が手弁当で支えてきた経緯を見ていますので、尚更です。
それにしても毎年、佐賀県からわざわざこの大会のために審判に来ていただいているI先生には頭が下がります。
たくさんの先生、先輩、剣道関係者、大会参加の御父母の方々の御援助、ご協力で10年という1つの節目を無事に迎えることが出来たことは、本当にありがたいことだと思っています。剣道大会としては小さな大会ですが、毎年東京を代表する中学(今年は19校)、高校(今年は21校)が参加して熱戦を繰り広げます。子どもたちの試合を観戦するのも楽しみですが、試合後に審判の先生、引率の先生方が稽古をするのを見学させてもらうのも大変勉強になります。
いつも主催者として懇親会の準備のため稽古に参加できませんが、始めの20〜30分は見学させてもらっています。さすが六段、七段の高段者の稽古は勉強になります。
この稽古会が楽しみで来て頂いている先生方も多いというのも頷けます。
熱心なあまりなかなか稽古が終わらないのが玉に瑕ですが、それも致し方ないといつも諦めています。
今年は10回の記念大会ということで、積み立てていた費用と御寄付で記念の「つば止め(不動)」(写真)をご協力いただいている先生、先輩、関係者に贈らせて頂きました。
このつば止めを使って稽古に励んでいただきたいということと、いつまでも安部先生のご指導を忘れないで欲しいとの願いからです。