November 04, 2005

会える贅沢2

fc2246ac.jpg10月はとにかく土曜、日曜日が忙しかった。剣道、ボランティア、勉強会と続いて、やっと30日の日一日休みを取る事が出来た。
この日は朝7時に田町の近くへ妻と三女を車で送り、会社へ出て片付けものをした後10時近くに自宅へ戻った。
その後思い出して日本橋高島屋へ向い、「第28回日本の象牙彫刻展」を見学した。象牙の彫刻に特段興味があったわけではないが、熱海のK先輩から作品を3品出展したので、時間があれば見に行って下さいとご案内をいただいたからである。(携帯電話のカメラで取ったため写りが悪いが、写真がK先輩の彫刻である)
左から「抜身」、「画竜点晴」、「穴埋め」という名がついていた。それぞれ高さが5.2cm、4cm、3cmと小さいものであったが見事な出来栄えだと感心した。
初めての象牙彫刻展であったが、目を見張るような素晴らしいものも多く、名人たちの技術の高さと芸術性に脱帽であった。

今年の8月最後の土日に、熱海のK先輩にお願いして我々が所属する東京大井剣友会の子どもたちを連れて、伊豆多賀で合宿をさせて頂いた。
K先輩とお会いするのは4年ぶりであったが、快く準備をしていただき、地元の剣友たちとも稽古の機会を持たせてもらった。
私も学生時代に戻ったつもりでK先輩に稽古をお願いした。
私が大学1年の時の4年生で、合宿時の部屋頭であったので今でも頭が上がらない。そんな先輩と稽古の後、酒を酌み交わした時に象牙の彫刻をやっているとお聞きした。まあ遊び程度の事だろうと高を括っていたが、どうしてどうしてたいしたものである。びっくりした。
K先輩にお会いすることがなければ、象牙の彫刻展に行く事もなかっただろうと考えると、人に会えるということは贅沢なことだと改めて感じた。

初めての人、何年振りかの人、よく会う人、いろいろと会う人はいるが自分の為に時間を割いてくれるというのは大変贅沢なことだと思う。
時間を割くということは、その人の人生の一部を頂くということだからだ。これは無駄には出来ないぞ。

高島屋を出る時、そんな気持ちになった「第28回日本の象牙彫刻展」であった。


cpiblog00620 at 21:27│Comments(0)TrackBack(0)clip!会える贅沢 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔