September 29, 2005
熊本帰省2005 石花庭
翌日、阿蘇宮地にある叔母の家により挨拶をして、その足で新盆の親戚の家へお参りに行き市内へもどる。
以前は俵山を越えて熊本市内に入っていたが、最近はトンネルが出来て30分くらい短縮された。しかし、俵山から見る素晴らしい阿蘇の景色がトンネルだと全く見ることができない。もちろん俵山を通るルートもあるが、時間がかかることとカーブが多く車酔いをすることがあるので、ほとんどの車は避けているようだ。
時間はかかるが、あの景色は捨てがたい。来年はまた、俵山を越えてみようかとふと思う。
神水(くわみず)の実家へ熊ばあちゃんを連れて行く。久しぶりに我が家で熊ばーちゃんは泊まることになる。
「神の水」と書いて「くわみず」と読む。県外の人では先ず読めないであろう。
熊本の水は正しく神の水だ。湧き水で真夏でも冷たい。そして何より美味しいのだ。阿蘇では名水があちらこちらで湧き出ている。中でも有名なのが日本の名水にも選ばれている「白川水源」である。今では立派な観光地になりバスが何台もとまっている。
20年も前は静かな木陰に囲まれた素朴な水源であったが、今では一大名所になっている。
次の日、熊ばあちゃんを病院へ送る。やはりかなり疲れたようだ。帰京する前に、また来ると約束して病院を出る。
そして、長女が東京から熊本へ来る日なので急いで空港に迎えに行く。
空港で長女と落ち合い、昨日から予約していた「石花庭」という焼肉店で昼食をとることにした。
大体の場所は聞いていたが、「石花庭」という木で作った見落としそうな看板が道路わきに出ているだけで、そこから山へ入っていく。それがまたどんどん、どんどん奥へ入っていくのだ。道も狭くなる。建物も無くなる。本当にこんなところに焼肉店があるのかと疑っていると、目の前が少し開けて「石花庭」という大きな看板が見えた。
砂利敷きの駐車場に車を止めて見ると、想像していた店とは全く違う豪華な造りの建物であった。
予約客だけと言うだけあって、全室個室で阿蘇連山を望めるようになっている。
聞くと、御主人は東京出身で奥さんが熊本出身とのこと。しばらく東京で店をやっていたが、熊本にもどって市内でしばらく営業していたが、2年くらい前から阿蘇で店を持ったと言う。御主人に私たち夫婦も東京と熊本だというと、ぜひ熊本に来ませんかとしきりに誘いだす。
料理の値段は決して安くないが、それに応える味は最高である。店の造りにもこだわりがあり、店の中にいて外を見なければ、熊本にいることをすっかり忘れる。東京の一流焼肉店にいるようである。肉にもこだわり、予約客だけ(通りすがりではまず来ることはないほど奥まっている)で営業して行けることも驚きである。
私たちも、妻の友人から美味しい焼肉店が阿蘇に出来たと紹介されて来たのだ。
料理は正直なので、美味しくなければすぐに客足は遠のく。サービスがしっかりしていて、美味しくその上にコンセプトがしっかりしていれば、どんな山奥にでも人は来てくれる。
そうなんだ。宣伝でごまかしたり、値段で勝負をかけるより、一人ひとりのお客さんを大切にすれば、その人たちが営業してくれる。
阿蘇に良い店がまた1つ増えたとにんまりして店を出る。
そして、これから4回目になる黒川温泉に向う。
以前は俵山を越えて熊本市内に入っていたが、最近はトンネルが出来て30分くらい短縮された。しかし、俵山から見る素晴らしい阿蘇の景色がトンネルだと全く見ることができない。もちろん俵山を通るルートもあるが、時間がかかることとカーブが多く車酔いをすることがあるので、ほとんどの車は避けているようだ。
時間はかかるが、あの景色は捨てがたい。来年はまた、俵山を越えてみようかとふと思う。
神水(くわみず)の実家へ熊ばあちゃんを連れて行く。久しぶりに我が家で熊ばーちゃんは泊まることになる。
「神の水」と書いて「くわみず」と読む。県外の人では先ず読めないであろう。
熊本の水は正しく神の水だ。湧き水で真夏でも冷たい。そして何より美味しいのだ。阿蘇では名水があちらこちらで湧き出ている。中でも有名なのが日本の名水にも選ばれている「白川水源」である。今では立派な観光地になりバスが何台もとまっている。
20年も前は静かな木陰に囲まれた素朴な水源であったが、今では一大名所になっている。
次の日、熊ばあちゃんを病院へ送る。やはりかなり疲れたようだ。帰京する前に、また来ると約束して病院を出る。
そして、長女が東京から熊本へ来る日なので急いで空港に迎えに行く。
空港で長女と落ち合い、昨日から予約していた「石花庭」という焼肉店で昼食をとることにした。
大体の場所は聞いていたが、「石花庭」という木で作った見落としそうな看板が道路わきに出ているだけで、そこから山へ入っていく。それがまたどんどん、どんどん奥へ入っていくのだ。道も狭くなる。建物も無くなる。本当にこんなところに焼肉店があるのかと疑っていると、目の前が少し開けて「石花庭」という大きな看板が見えた。
砂利敷きの駐車場に車を止めて見ると、想像していた店とは全く違う豪華な造りの建物であった。
予約客だけと言うだけあって、全室個室で阿蘇連山を望めるようになっている。
聞くと、御主人は東京出身で奥さんが熊本出身とのこと。しばらく東京で店をやっていたが、熊本にもどって市内でしばらく営業していたが、2年くらい前から阿蘇で店を持ったと言う。御主人に私たち夫婦も東京と熊本だというと、ぜひ熊本に来ませんかとしきりに誘いだす。
料理の値段は決して安くないが、それに応える味は最高である。店の造りにもこだわりがあり、店の中にいて外を見なければ、熊本にいることをすっかり忘れる。東京の一流焼肉店にいるようである。肉にもこだわり、予約客だけ(通りすがりではまず来ることはないほど奥まっている)で営業して行けることも驚きである。
私たちも、妻の友人から美味しい焼肉店が阿蘇に出来たと紹介されて来たのだ。
料理は正直なので、美味しくなければすぐに客足は遠のく。サービスがしっかりしていて、美味しくその上にコンセプトがしっかりしていれば、どんな山奥にでも人は来てくれる。
そうなんだ。宣伝でごまかしたり、値段で勝負をかけるより、一人ひとりのお客さんを大切にすれば、その人たちが営業してくれる。
阿蘇に良い店がまた1つ増えたとにんまりして店を出る。
そして、これから4回目になる黒川温泉に向う。