July 02, 2005
冒険の旅の仲間たち 3-2
以下はAさんの手紙への返信です。
少し長い手紙ですが、Aさんはしっかり読んでくれたようでした。
名前や時期などはぼかしていますが、後は当時の手紙の内容そのままです。
○ ○ ○ ○ 様
前略 Aさんどうもありがとう。
どうしておじさんがお礼を言うか分かりますか?
だってこんなにも重要な相談をしてくれたからです。
おじさんを信頼してくれたから、大切な悩みを話してくれたのだと思います。そう思うと、とても嬉しくなりました。
Aさんはおじさんが書いた「心のなかへ・・・冒険の旅」を読んでくれたのですね。先生がどこかで買ってきてみんなに紹介してくれたと思うと、Aさんの先生にも感謝したくなります。
お手紙を読むと、Aさんの周りには素敵なお友達もたくさんいるようですね。でも、意地悪を言ったり、無視したりする人も3〜4人いて、それで学校やクラスが少しいやになってきたようですね。Aさんはきっと優しい人でクラス全員と、いや学校の人たち全員と仲良くしたいと思っているのだと思います。仲良くできなくても、喧嘩やごたごたは避けたいと思っているのだと思います。それはとても大切なことで、そして、重要なことです。意地悪をしたりする人を見て、とてもいやな気持ちになるのは純粋な心がAさんにはあるからです。
Aさんは「心のなかへ・・・冒険の旅」を読んでくれたので、よく分かると思いますが、本当の冒険は心の中にあるということを理解してくれていると思います。
そして、今まさにAさんは心の中の冒険に出たところです。それは、おじさんに手紙をくれたところから始まりました。きっと知らないおじさんに手紙を出すまでに、Aさんは躊躇したり、考えたりした事でしょう。でも、おじさんに手紙をくれました。
そう、Aさんは知らず知らずのうちに冒険の旅に出発したのです。これはとてもラッキーなことです。Aさんは中学1年生ですね。1年生から困難な冒険の旅に出られるなんてとても幸せですよ。
では、これからの冒険に必要なことを少し整理して見ましょう。
まずは冒険の旅に出られたことを感謝しましょう。だってこの冒険が終わったときにはきっと一回りも二回りもAさんは大きくなっている筈ですから。では誰に感謝するのでしょうか。それは冒険の旅に出発するきっかけを作ってくれたあの3〜4人の人たちにです。あの人たちがいたから、おじさんとAさんも知り合えました。
そうは言っても、あの人たちに感謝するなんてできないと思うでしょう。Aさんが苦しんでいるのはあの人たちのせいだからですよね。では、しばらくは感謝のことは置いておきましょう。
次に必要なことは冒険の途中では弱音をはかないと言うことです。
どんな冒険でも弱音をはいたり、泣き言を言ったりしたら負けてしまいます。例えば悪口を言われたとき、とてもいやな気持ちになりますよね。そんな時、だからこんなクラスはいやだとか、学校へ行きたくないということを思ったり、言ったりしても状況は変わりますか?絶対に変わらない筈です。ますます悪い方向へ行くはずです。それはそうですよね。Aさんの気持ちが消極的になっているのですから、状況だって、友人だってそっぽを向くはずです。Aさんだって元気で明るい人と、くよくよして暗い人とどちらが好きですか?おじさんなら絶対にくよくよして暗い顔の人の所へは近寄りたくないですよ。だから、悪口を言われて、いやな気持ちになるのは、これはしょうがないと思いますが、そのあとが大切です。「あーよかった。私はあの人たちのように意地悪な人にならなくて。本当に良かった。」こう思って喜べば、みんなはきっとその顔を見てAさんてすごいと思うでしょう。
外国の物語でポリアンナという少女が、どんな境遇になっても「幸せゲーム」をして明るさを失わなかったというのがありました。例えば継母に育てられ意地悪ばかりされて、屋根裏部屋で鏡もない部屋に入れられたときも、「屋根裏部屋って高いので、遠くまで良く見えてすばらしいわ」と思ったり、鏡がないのは「自分のそばかすが見えなくてよかったわ」と言って明るさを失わなかったということです。そして交通事故で足の骨を折って入院したときも見舞いにきてくれた人に、「伝染病で入院しなくて本当によかった。だって、病気だったらみんなにうつしてしまったもの」といって元気に笑ったそうです。
なんてすばらしい「幸せゲーム」でしょう。
心の持ちかたひとつで明るくも暗くもなります。Aさんも「幸せゲーム」をしてみませんか。
そして、最後に大切なことは「心の力は無限大」だと言うことを信じることです。
「冒険の旅」の中でもおじさんは何度も心の力のことを話しました。これは決して目に見えない力ですが、とっても強い力です。みんなはまだ、心に力があることすら知りません。でも、信じてみてください。心にはとても強い力があります。見えないからといって絶対に疑わないで下さい。
そして、この力は心が積極的になったときに活動を始めます。だから、このようにしてみてください。
今は、毎日寝る前に明日も学校へいくのがいやだなと思っていませんか?
そうだとしたらきっといやな一日になっているはずです。消極的な心では、力は湧いてきません。寝る前に「明日はとてもいい日になるぞ」、「みんなと楽しく話しができるぞ」と心から思ってください。決していやな人たちの顔など思い浮かべないで、仲良しの人たちの顔を思い浮かべてください。
これを何日も続けてみるのです。必ず状況は変わります。これは本当ですよ。
そして最後に、おまじないがあります。楽しくなったことを先取りして、「ありがとう」
とお礼を言ってしまうのです。先にお礼を言われれば、「心の力」もそうせざるを得ませんからね。
それでも心配なら、お守りを一枚入れておきます。「忍耐」カードです。
「忍耐」と言うのは、いやなことを我慢することではなく、自分や家族、そして愛する人たちの将来のために、一時的に耐え忍ぶということです。楽しい将来のためなら、少しぐらいは耐えられます。そうですよね。Aさん。
特にこのカードの裏には「心の力は無限大」と念じて書いておきましたから、効果抜群です。
以上のことを守れば、絶対に前のような楽しい日々が戻ってきます。
そして、Aさんは冒険を通してとても大きな成長をしているはずです。
そのときに、あの3〜4人に感謝するのもいいですが、今から先に感謝しておきましょうよ。必ずそうなるのですから。
最後にもう一度お礼を言います。
おじさんを信頼してくれて、大事な相談をしてくれてありがとう。
平成○○年○○月○○日
三 浦 尚 城(みうらなおき)
追伸 おじさんの同級生の画家と編集者でへんてこりんな絵本(動物のタネ)を創りました。
とても独創的な面白い絵本です。同封しましたので、友達と読んで思いっきり笑って下さい。(若い女性から好評です。)
少し長い手紙ですが、Aさんはしっかり読んでくれたようでした。
名前や時期などはぼかしていますが、後は当時の手紙の内容そのままです。
○ ○ ○ ○ 様
前略 Aさんどうもありがとう。
どうしておじさんがお礼を言うか分かりますか?
だってこんなにも重要な相談をしてくれたからです。
おじさんを信頼してくれたから、大切な悩みを話してくれたのだと思います。そう思うと、とても嬉しくなりました。
Aさんはおじさんが書いた「心のなかへ・・・冒険の旅」を読んでくれたのですね。先生がどこかで買ってきてみんなに紹介してくれたと思うと、Aさんの先生にも感謝したくなります。
お手紙を読むと、Aさんの周りには素敵なお友達もたくさんいるようですね。でも、意地悪を言ったり、無視したりする人も3〜4人いて、それで学校やクラスが少しいやになってきたようですね。Aさんはきっと優しい人でクラス全員と、いや学校の人たち全員と仲良くしたいと思っているのだと思います。仲良くできなくても、喧嘩やごたごたは避けたいと思っているのだと思います。それはとても大切なことで、そして、重要なことです。意地悪をしたりする人を見て、とてもいやな気持ちになるのは純粋な心がAさんにはあるからです。
Aさんは「心のなかへ・・・冒険の旅」を読んでくれたので、よく分かると思いますが、本当の冒険は心の中にあるということを理解してくれていると思います。
そして、今まさにAさんは心の中の冒険に出たところです。それは、おじさんに手紙をくれたところから始まりました。きっと知らないおじさんに手紙を出すまでに、Aさんは躊躇したり、考えたりした事でしょう。でも、おじさんに手紙をくれました。
そう、Aさんは知らず知らずのうちに冒険の旅に出発したのです。これはとてもラッキーなことです。Aさんは中学1年生ですね。1年生から困難な冒険の旅に出られるなんてとても幸せですよ。
では、これからの冒険に必要なことを少し整理して見ましょう。
まずは冒険の旅に出られたことを感謝しましょう。だってこの冒険が終わったときにはきっと一回りも二回りもAさんは大きくなっている筈ですから。では誰に感謝するのでしょうか。それは冒険の旅に出発するきっかけを作ってくれたあの3〜4人の人たちにです。あの人たちがいたから、おじさんとAさんも知り合えました。
そうは言っても、あの人たちに感謝するなんてできないと思うでしょう。Aさんが苦しんでいるのはあの人たちのせいだからですよね。では、しばらくは感謝のことは置いておきましょう。
次に必要なことは冒険の途中では弱音をはかないと言うことです。
どんな冒険でも弱音をはいたり、泣き言を言ったりしたら負けてしまいます。例えば悪口を言われたとき、とてもいやな気持ちになりますよね。そんな時、だからこんなクラスはいやだとか、学校へ行きたくないということを思ったり、言ったりしても状況は変わりますか?絶対に変わらない筈です。ますます悪い方向へ行くはずです。それはそうですよね。Aさんの気持ちが消極的になっているのですから、状況だって、友人だってそっぽを向くはずです。Aさんだって元気で明るい人と、くよくよして暗い人とどちらが好きですか?おじさんなら絶対にくよくよして暗い顔の人の所へは近寄りたくないですよ。だから、悪口を言われて、いやな気持ちになるのは、これはしょうがないと思いますが、そのあとが大切です。「あーよかった。私はあの人たちのように意地悪な人にならなくて。本当に良かった。」こう思って喜べば、みんなはきっとその顔を見てAさんてすごいと思うでしょう。
外国の物語でポリアンナという少女が、どんな境遇になっても「幸せゲーム」をして明るさを失わなかったというのがありました。例えば継母に育てられ意地悪ばかりされて、屋根裏部屋で鏡もない部屋に入れられたときも、「屋根裏部屋って高いので、遠くまで良く見えてすばらしいわ」と思ったり、鏡がないのは「自分のそばかすが見えなくてよかったわ」と言って明るさを失わなかったということです。そして交通事故で足の骨を折って入院したときも見舞いにきてくれた人に、「伝染病で入院しなくて本当によかった。だって、病気だったらみんなにうつしてしまったもの」といって元気に笑ったそうです。
なんてすばらしい「幸せゲーム」でしょう。
心の持ちかたひとつで明るくも暗くもなります。Aさんも「幸せゲーム」をしてみませんか。
そして、最後に大切なことは「心の力は無限大」だと言うことを信じることです。
「冒険の旅」の中でもおじさんは何度も心の力のことを話しました。これは決して目に見えない力ですが、とっても強い力です。みんなはまだ、心に力があることすら知りません。でも、信じてみてください。心にはとても強い力があります。見えないからといって絶対に疑わないで下さい。
そして、この力は心が積極的になったときに活動を始めます。だから、このようにしてみてください。
今は、毎日寝る前に明日も学校へいくのがいやだなと思っていませんか?
そうだとしたらきっといやな一日になっているはずです。消極的な心では、力は湧いてきません。寝る前に「明日はとてもいい日になるぞ」、「みんなと楽しく話しができるぞ」と心から思ってください。決していやな人たちの顔など思い浮かべないで、仲良しの人たちの顔を思い浮かべてください。
これを何日も続けてみるのです。必ず状況は変わります。これは本当ですよ。
そして最後に、おまじないがあります。楽しくなったことを先取りして、「ありがとう」
とお礼を言ってしまうのです。先にお礼を言われれば、「心の力」もそうせざるを得ませんからね。
それでも心配なら、お守りを一枚入れておきます。「忍耐」カードです。
「忍耐」と言うのは、いやなことを我慢することではなく、自分や家族、そして愛する人たちの将来のために、一時的に耐え忍ぶということです。楽しい将来のためなら、少しぐらいは耐えられます。そうですよね。Aさん。
特にこのカードの裏には「心の力は無限大」と念じて書いておきましたから、効果抜群です。
以上のことを守れば、絶対に前のような楽しい日々が戻ってきます。
そして、Aさんは冒険を通してとても大きな成長をしているはずです。
そのときに、あの3〜4人に感謝するのもいいですが、今から先に感謝しておきましょうよ。必ずそうなるのですから。
最後にもう一度お礼を言います。
おじさんを信頼してくれて、大事な相談をしてくれてありがとう。
平成○○年○○月○○日
三 浦 尚 城(みうらなおき)
追伸 おじさんの同級生の画家と編集者でへんてこりんな絵本(動物のタネ)を創りました。
とても独創的な面白い絵本です。同封しましたので、友達と読んで思いっきり笑って下さい。(若い女性から好評です。)
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