会える贅沢

May 22, 2010

会える贅沢6

人と会うというのはとても贅沢な時間だといつも思っている。

昨日、長浜博行議員(厚生労働副大臣)を囲んで9人でプライベートの会食をした。
中川ケミカルの中川社長のご招待で昔の剣道部の仲間が集まり長浜副大臣を激励した。
中川社長はそば打ちの名人で、昨日も手打ちのそばを用意してくれていた。
中川ケミカルには、社内に100本の焼酎(1升瓶)やビールサーバ、日本酒、甕入り紹興酒などが用意されている別館がある。そこで手作りの料理をご馳走になった。

長浜副大臣は7つ下の後輩である。民主党の政権になってからお会いするのは初めてであるが、以前に比べ少しスマートになったようだ。激務のせいであろう。毎日朝の6時からレクチャーを受け、9時から委員会に入るという。夜も相当遅くまで勉強しているようだ。
一昨日海外から戻ったという長浜議員は1時間ほど遅れて到着し、すぐにネクタイをはずして料理に手をつけた。リラックスできる仲間の会なので、雑談にも花が咲く。

それにしても、今年の参議院選挙にはタレントやスポーツ選手の候補が多い。
誰が立候補しても自由であるが、すこし、首を傾げたくなる候補者もいる。次のオリンピックで金メダルを目指すという柔道選手である。
主婦であり、母親でありながらオリンピックで金メダルを目指すだけでも家族や会社、周りの方々の協力や援助が無ければ出来ないことである。そして過酷な稽古の積み重ねと、精神力を必要とするはずだ。だから国民も応援するし、賞賛を惜しまないのだ。

翻って国会議員という職業も金メダルを目指す以上に過酷な仕事である。国家、国民の安全と幸せを命がけで守る仕事である。まして、日本は今、経済的にも安全保障的にも大変な時期である。金メダルを目指す傍らに出来る仕事ではない。

長浜議員も朝の6時から夜遅くまで日本の将来のために、勉強したり国政に力を注いだりしている。それでも時間が無いという。
役人からレクチャーを受けるときは真剣勝負だという。1回で理解しないと仕事が出来ない。
その為に勉強は怠れない。

何かを得ようとすれば、それも得るものが大きなものであればあるほど何かを犠牲にしなければならない。2兎を追うものは1兎も得ずである。
金メダルを捨てて国政に身を投じる、または国政への誘いを断り、金メダル一筋に修行をするという事であれば、国民は彼女を全面的に応援するだろうが・・・。

もし、国会議員になって金メダルを目指すということになれば、犠牲になるのは国民ではないだろうか。


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September 14, 2009

会える贅沢5

今年の2月にある後輩からメールが来た。「お久しぶりです」と。
私の同級生と仕事をしているという。しばらくは、同じ高校の先輩とは気づかずに仕事をしていたが、先日同窓生だということが分り、尚且つ私の同級生だというので懐かしく思いメールをくれたのである。
名前だけではピンとこなかった。また、メールの最後に書いてある署名の会社名「株式会社MSC(マネジメント サービス センター)」というのもピンと来ない。まして代表取締役という肩書きである。なおさら不思議であった。
しかし、中学・高校の剣道部の後輩であるらしい。名簿を取り出して見ると私の4つ下のT君であった。それにしても何十年振りである。
私が高校1年のときに中学1年で入部してきた後輩である。だんだんと記憶が蘇ってきた。
懐かしさとよく覚えていてくれたとものだと感心もした。

その後、当社のHPを見て拙著「心の中へ…冒険の旅」を何回も注文していただいた。何十冊も知り合いの方へ配っていただいたようである。その方々の感想もお送りいただいた。
お互い忙しい社長業であるが、先方へ訪問したり、こちらへ来ていただいたりして、何度か会うことが出来た。

話してみてびっくりしたのは、彼も中村天風先生の著書を読み耽ったという。また、「心力歌」も取り寄せて読んだというのだ。お互い話が合い楽しいひと時を過すことができた。
縁というものは大変不思議である。株式会社MSCは、私が企業の人事担当のときに研修をお願いしていた会社である。彼はまだ入社していなかったが、・・・。
私は、人と会うことは大変な贅沢だと思っている。私と会う以外にいろいろな選択肢があるはずだ。それなのに私に有限である時間を割いてくれるのだから、お金を頂くよりも贅沢だと思っている。だから、人と会うときは時間を無駄にしたくない。
折角の時間である。また、いつ会えるかも分らない。そんな緊張感で人と会うことにしている。一生に会える人の数は限られる。一期一会とはよく言ったものだ。

贅沢をしているという気持ちで人と会うと、その人のいいところが見えてくるから楽しいのだ。


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May 17, 2006

会える贅沢4

先日、学生時代の恩師で現在は明海大学総合教育センターの客員教授をされているT先生と大変久しぶりに会食をさせていただいた。
私の同期で新日本空調の上席執行役員のI君と1期下で三井不動産販売にこの4月に転職したばかりのY君と4人で楽しい酒を久しぶりに飲むことが出来た。
T先生は成蹊大学時代に経済学部の学部長をされる傍ら、ゼミの生徒を伴い阪神の被災地をボランティアで何年にもわたり訪問し、明海大学の不動産学部教授になられてからも新潟の被災地などに生徒を伴ってボランティアに出かけている。

先生は住宅基本法や都市計画関連の研究をされ、いろいろな場面で提言をされるなど不動産関連の人脈が豊富である。いろいろな不動産会社の役員の方々とお話をしていると、先生のお名前がよく出てきたので、私の恩師ですと言うと皆さんびっくりされたのが思い出される。

T先生も70歳になり定年を迎えたが、大学もなかなか離してくれず、客員教授としてしばらくお手伝いしていると言う。
その先生が、なんとこれから不動産関連の月刊誌を引き継ぐかも知れないと言われたのでびっくりした。良く聞いてみるとこの月刊誌はある方が大変熱心に作っておられ官公庁や不動産会社での定期購読も多かったが、その方が10年前に体を悪くしたため休刊になっているのだと言う。廃刊ではなく休刊にしたのはいつかまた復活するという思いからであったが、その方も85歳となり誰か引き継いでくれる人はいないかと探していたところ、T先生が定年になったというので、白羽の矢が立ったというのだ。熱心に口説かれ後に引けなくなりそうだと笑っていた。
それにしても、70歳から新しい仕事に意欲を持って携わるというのは並大抵のことではない。それも先生のボランティア精神から収益というより社会活動の一環としてその月刊誌を引き継ぎ、都市再生手段にしようというのだ。

10年間は続けるというその迫力に頭が下がり、3人ともいつの間にかお手伝いしますということになった。
これは負けてはいられないぞ。目の前の仕事にぶつかる闘志が湧いてきた。先生から逆に若さをもらった感じだった。

明日からアメリカへの出張である。アメリカへ「和」の商材を売り込みに行く。先生のような闘志でアメリカ人にぶつかっていこう。


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March 16, 2006

会える贅沢3

3月11日、福岡から県庁に勤めるM君と銀行を退職し医療関係の組合に転職したY君が上京した。M君もY君も共に大学の剣道部の1年後輩である。二人とも熊本で挙げた結婚式にも出席してくれた、私にとって大変仲の良い後輩である。
Y君とは何と20数年ぶりである。毎年手紙のやり取りはあるがなかなか会う機会がなかった。それが二人揃っての上京である。
しかし、これは私に会うための上京ではなく、先週私もお見舞いに行った妙義のA君のお見舞いに上京したのである。
私ももう一度彼らと一緒にお見舞いに行こうとM君をモノレールの大井競馬場駅まで迎えに行き、その後JR品川駅でやはり見舞いにいきたいという後輩のH夫人を車に乗せ、関越道を走り前橋駅でY君とK君を迎えて病院へ見舞いに行った。

A君は個室に移り苦しそうであったが、懐かしい顔が揃ったという事で多少明るい表情を見せてくれた。
今は長く話すと負担になると言う医者のことばで、お見舞いは早々に切上げ東京に戻ることにした。

せっかく二人が上京したというので、彼らの同期9人と私の同期5人の14名が集まり、近況報告会を有楽町で行った。
A君を心配した皆がそれぞれに回復を祈り、近況を語り合ったわけだが、50代前半のそれぞれ大変忙しい人たちがこうやって集まれたのは、A君の人望の成せる業だと皆が感じた。
個別に会えることはあってもこうやって皆が集まり、語り合えるのはそうはないだろうと思う。このひと時は大変贅沢なひと時なのだと感じざるを得ない。

人と会えることがとても贅沢なことだと分かったのは50歳になる少し前からである。年を重ねるたびに会えなくなってしまう人の数が増えていく。この瞬間、瞬間を大切にしていきたいという気持ちがだんだんと強くなる。


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November 04, 2005

会える贅沢2

fc2246ac.jpg10月はとにかく土曜、日曜日が忙しかった。剣道、ボランティア、勉強会と続いて、やっと30日の日一日休みを取る事が出来た。
この日は朝7時に田町の近くへ妻と三女を車で送り、会社へ出て片付けものをした後10時近くに自宅へ戻った。
その後思い出して日本橋高島屋へ向い、「第28回日本の象牙彫刻展」を見学した。象牙の彫刻に特段興味があったわけではないが、熱海のK先輩から作品を3品出展したので、時間があれば見に行って下さいとご案内をいただいたからである。(携帯電話のカメラで取ったため写りが悪いが、写真がK先輩の彫刻である)
左から「抜身」、「画竜点晴」、「穴埋め」という名がついていた。それぞれ高さが5.2cm、4cm、3cmと小さいものであったが見事な出来栄えだと感心した。
初めての象牙彫刻展であったが、目を見張るような素晴らしいものも多く、名人たちの技術の高さと芸術性に脱帽であった。

今年の8月最後の土日に、熱海のK先輩にお願いして我々が所属する東京大井剣友会の子どもたちを連れて、伊豆多賀で合宿をさせて頂いた。
K先輩とお会いするのは4年ぶりであったが、快く準備をしていただき、地元の剣友たちとも稽古の機会を持たせてもらった。
私も学生時代に戻ったつもりでK先輩に稽古をお願いした。
私が大学1年の時の4年生で、合宿時の部屋頭であったので今でも頭が上がらない。そんな先輩と稽古の後、酒を酌み交わした時に象牙の彫刻をやっているとお聞きした。まあ遊び程度の事だろうと高を括っていたが、どうしてどうしてたいしたものである。びっくりした。
K先輩にお会いすることがなければ、象牙の彫刻展に行く事もなかっただろうと考えると、人に会えるということは贅沢なことだと改めて感じた。

初めての人、何年振りかの人、よく会う人、いろいろと会う人はいるが自分の為に時間を割いてくれるというのは大変贅沢なことだと思う。
時間を割くということは、その人の人生の一部を頂くということだからだ。これは無駄には出来ないぞ。

高島屋を出る時、そんな気持ちになった「第28回日本の象牙彫刻展」であった。


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June 11, 2005

会う贅沢1

輪島の次の宿は山中温泉である。
山中温泉といえば大学時代の友人M君の出身地である。彼とはもう15年近く会っていないが、今は加賀市で活躍中との事を聞いていた。
山中温泉に宿泊するのに素通りというのも失礼だと思い、旅行に出かける前に電話をしておいた。旅館名を言うと良く知っている旅館で、友人がつい最近まで働いていたので、融通が利くという。旅館で会って一緒に夕食を食べようということになった。
しかし、われわれはツアーに参加しての能登巡りなので、そこへ友人の夕食を追加してゆっくり出来るものか不安であったが、「まかせとけ」の一言で、旅館での再会を約した。

予定では山中温泉に17時30分くらいには着く予定であったが、途中の白川郷の合掌造りを見学するところで、大渋滞になり1時間以上遅れてしまった。
M君は奥さんと二人で5時過ぎから旅館のロビーで待っていてくれた。
一人で来るかと思っていたが、奥さんと二人で会いに来てくれた。それも地酒を2本ぶら下げて。

大学時代彼は居合道部で、私は剣道部だったこともあるが、それ以上に二人は数少ない中国語専攻の仲間だった。 昭和40年代後半、中国と国交正常化をする前後のことであったが、これからは英語ではなく中国語がわれわれには必要になると、酒を飲みながら議論したものである。(今は英語を学んでおけば良かったと少し後悔をしているが・・・。これについては改めて。)

彼とは良く吉祥寺の「庵」という小料理屋(本当に小さくて10人位でいっぱいであった)で酒を飲んだ。喧嘩も良くした。議論が白熱し激論になると、女将さんに、「お店が壊れるから喧嘩は外でやってね」とよく言われた。その店も今はもう無い。

彼の奥さんと会うのは初めてだ。大学で講座を持っているという先生であるが、気さくで上品な方である。
彼の「まかせとけ」の言葉通り、部屋へ入ると彼らの浴衣も用意してあり、それぞれ一緒に風呂へ入ってから夕食にしようということになった。
私はM君と露天風呂に浸かりながら、お互いの現状を話し合った。
彼の実家は山中塗りの製造・販売をしているが、現在彼は司法書士として事務所を構えて繁盛しているという。

風呂から上がると、ツアー客とは別室にわれわれだけの膳が用意してあり、彼の差し入れの酒を飲みながら、ゆっくりと旧交を温めることが出来た。
M君はこちらの商工会議所の青年部の部長を以前務めていたり、ある仏教の布教活動をしていたりで、週に3日程しか司法書士の仕事は出来ないほど忙しいという。
今回は旅立つ直前の電話であったが、偶然に夜は空いているとの事で、会うことが出来た。
それも奥さんにまで。

金沢・能登に来て旧友に会え、いろいろな話を聞かせてもらった。
私は常々一番の贅沢は人に会うことだと思っている。美味しい物を食べたり、高価な物を身に付けたり、車やヨットを買ったりするよりも人に会うというほうが、余程贅沢なことだと思っている。
今度彼と会うのはいつになるか、お互いに健康で居られるか? 時間やスケジュールが会うか?こんなことを考えるとここで会えたのは、本当に贅沢なことであった。

こういう贅沢はこれからもたびたびさせてもらおう。


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