January 18, 2013

「剣道日誌」43

今日は大変寒い、夜は特別だ。小学校の体育館でドアをすべて開けっ放しで行う稽古は足が冷えて辛い。暖房の効いた道場で稽古を行うところが増えてきたが、体育館では願うべきもない。
論理的、医学的、技術的に考えても冷え切った床の上を裸足で尚且つ稽古着、袴1枚で立つというのは無茶である。健康にいいわけがない。会社で仕事をしていても夜が近づくとだんだん憂鬱になってくる。しかし、稽古が終わって会社に戻るときは颯爽として晴れがましい気持ちになる。行くときとは全く違う。特にこの冬場はギャップが大きい。こんな短時間で心の持ちように変化が起きるのは不思議である。
その間何があるのか?

道場へ着いて着替えているときも寒さで気が乗らない。準備体操や素振りを行っても寒いものは寒い。しかし、面を付けると気持ちが一変する。もう逃げられないという気持ちと、動物的な打たれまい、打ちたいという気持ちへ変わっていく。寒いという感覚はここでほとんど消えていく。稽古中は寒さも痛さも怖さも薄れていく。これはもう50年という稽古の年月が体をそうさせているのだと思う。
稽古が終わると何で行く前はあんなに憂鬱だったのか不思議になるくらい高揚感がある。

2013年1月は今日で港区の良武剣友会2度、品川区の大井剣友会2度の稽古に参加。17人と25回の立会いを行う。明日も夜稽古へ出る。今年の1月は飛ばしすぎの感もあるが、何故か体が良く動く。しかし、調子がいいときに限って怪我をする。アキレス腱を2度断裂したがそのときも動きが良かった。
「好事魔多し」ということか。十分気をつけて心して稽古に臨もうと思う。

2月には京都武徳殿での稽古会がある。
2月の京都は一段と寒いが、この稽古会は特に楽しみだ。始から決して憂鬱にはならない。
何と言っても稽古が終わった後の夜の京都は格別だから。


cpiblog00620 at 21:26│Comments(1)TrackBack(0)clip!剣道 

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この記事へのコメント

1. Posted by fake gucci   July 30, 2014 18:57
2 稽古会は武徳殿での特に楽しみ

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