April 01, 2010

「東京タワー」と「東京スカイツリー」

東京タワーがついに日本1の座を譲り渡した。
墨田区の東京スカイツリーが先日東京タワーを抜き去った。

東京スカイツリーは634mとなり、世界1となる予定だ。
52年前東京タワーが完成したとき、こんなすごい建物を良く作ったものだと半ば呆れるくらいに驚いた。
見上げると天を突くようだった。その東京タワーがこどものおもちゃのように見える、東京スカイツリーとは、天をも恐れぬ建造物である。
インターネットなど無い52年前、東京タワーが出来上がる様子を見られるのは、近くにいる私たちだけの特権であった。そして、自慢であり誇りであった。
ところが、今はどうだろうインターネットで東京スカイツリーを検索するとなんと948万件もヒットした。
毎日毎日、出来上がる様子をどこにいても見ることが出来る。それどころか完成した風景や四季折々の様子まで見られるのだ。
誰にも平等にそして時間差無く東京スカイツリーが目の前に現れる。

私はまだ東京スカイツリーの近くへ行ったことがない。足が向かないのだ。何となく気が引ける。幼馴染の皐月章太郎(ペンネーム)君なら何と言うだろう。子供の頃から憧れてきた東京タワーに何と言い訳するのだろう。彼に聞いてみたい。

モスラが孵化した東京タワー、ゴジラに火を吹きかけられた東京タワー、足が震えながら階段を上った東京タワー、子供に自慢しながら見上げた東京タワー、田舎の姪や甥を案内した東京タワーを私は忘れない。日本1の高さを明け渡しても私の中ではいつも一番の東京タワーなのだ。

今、東京スカイツリーの近くにいる子供たちが私と同じような思いをきっと将来抱くであろう。彼らにとって東京スカイツリーが自慢であり、誇りになるはずだ。

東京スカイツリーが完成したとき、52年前の東京タワーのように観光客でごった返すだろう。そのとき静かになった東京タワーに改めて上ってみたい。


cpiblog00620 at 20:01│Comments(2)TrackBack(0)clip!雑感 

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この記事へのコメント

1. Posted by きち   June 21, 2010 22:57
共感の余り涙が出てしまいました
2. Posted by 三浦尚城   June 22, 2010 09:48
私と同じ年代の人にとって、東京タワー、東京オリンピック、新幹線は、巨人、大鵬、たまご焼きくらい大切なものですね。

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