August 23, 2009

世界陸上ベルリン大会 男子マラソン

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第12回世界陸上ベルリン大会男子マラソンは、ケニアのアベル・キルイが、大会新記録となる2時間6分54秒で優勝した。
2位には2時間7分48秒でエマヌエル・ムタイが入り、ケニア勢力が1・2フィニッシュを果たした。3位には2時間8分35秒でエチオピアのツェガエ・ケベデが入っている。
アフリカ勢の強さが目立った大会であった。

 日本勢は佐藤敦之が2時間12分5秒で6位入賞を果たし、清水将也は11位、入船敏は14位、前田和浩は39位、藤原新は61位に終わった。日本は上位3人で争う団体戦で3位に入り、銅メダルを獲得した。

佐藤選手がゴールした直後、ガッツポーズとともに激しい雄たけびを上げた。何と言っていたのか不明だが、相当エキサイトしていた。「やったー」とも聞こえたし、「ちきしょー」とも聞こえた。その後日の丸を広げて観客に手を振った。私は大変奇異に見えた。
普通優勝するかメダルを獲得したときに行なうアクションであると思っていたからである。
6位入賞でそこまでするかという感があった。マラソンは日本のお家芸である。6位では物足りないと皆思っている。それなのに日の丸をまとって胸を張っていたので奇異に感じたのだ。
しかし、昨年1年間の佐藤選手の経験を翌日の新聞で知ったとき奇異に見えた行動が理解できた。

 昨年の北京五輪のマラソン。佐藤選手は完走した76選手で最下位に終わったのは記憶に新しい。2時間7分13秒の日本男子歴代4位の記録を持つ男が、2時間41分8秒。初めての五輪は屈辱で終わったのだ。
 そして、追い打ちをかけたのが、帰国後に読んだ新聞記事だという。見逃せないフレーズがそこにあった。 《佐藤、赤っ恥》  「ぼろくそに書かれた」のだ。

これはきつい。私も剣道の試合で何度も経験した。特に団体戦の代表戦など自分にチームの全てがかかる。それも決勝戦ならなおさらである。その試合に負けたときは言葉では出せないほど打ちひしがれる。
そんな時、いつも周りが気遣ってくれたため立ち直りが早かったのだが、・・・・。

《佐藤、赤っ恥》
こんな言葉を浴びせられたらもうマラソンをやめたくなるだろう。それから僅か1年。見事に立ち直って堂々の入賞である。
雪辱を果たしたいま、胸を張って日の丸を掲げたのだ。
そう思うとゴールした時の雄たけびも理解できるし、日の丸を身にまとって手を振ったのも理解できる。
みんなそれぞれにドラマがある。自分だけのドラマがあるのだ。
テレビや新聞、雑誌に映し出される姿だけでは分らないことがたくさんある。

それにしても佐藤選手の復活には心のそこから拍手を贈りたい。


cpiblog00620 at 12:51│Comments(1)TrackBack(0)clip!雑感 

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この記事へのコメント

1. Posted by omega replica sale   August 13, 2015 15:18
それにしても佐藤選手の復活には心のそこから拍手を贈りたい。One thing i imagined while i placed your enjoy ended up being how modern-day the idea thought.

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