May 30, 2009

お金について考える

東京都板橋区で資産家夫婦が殺害されたというニュースが、ここ数日新聞、テレビで報道されている。74歳の夫と69歳の妻が殺害され、放火されたという。大変痛ましく悲しい事件であるが、報道により夫婦の日常生活が明るみに出るにしたがって、悲しいのは殺害されたことばかりでなく、この夫婦の生き方自体であると感じられるようになった。

江戸時代からの続く大地主で現在も広大な所有地を持ち、賃貸収入だけで生活していたという。所得税の申告税額が1000万円を超えた人が公示される「長者番付」(高額納税者公示制度、廃止)には平成に入ってから8回も登場したそうである。
私たちにとってうらやましい限りであるが、どうもお金が手段という考えではなく、目的になってしまっていたふしがある。
そもそもお金は何かをするための手段であって、そのお金を使って何をするかがその人の価値を決めるのだと私は思っている。

この夫婦は人付き合いがほとんどなく、夜に飲食のため外出する以外は、家に引きこもって電話にも出ないという。銀行嫌いでも有名で、決して信用をしなかった。自宅に多額の現金や貴金属を保管し、赤外線センサーを設置して用心していたという。
街の飲食店では「家に千両箱がある」、「妻に1000万円の毛皮を買ってやった」「押入れの奥に札束を入れておいたらカビが生えた」「妻が3000万円の札束につまずき足をくじいた」などとはなし、周囲を驚かせていた。また、3000円の食事でも10000円でお釣りをもらわず羽振りがいいところをみせていたという。
寂しかったのであろう。周囲の気を惹きたかったのかも知れない。いずれにしても悲しいことこの上も無い。

これだけお金があればもっと心豊かな生活を送れたはずであり、使い方次第では、人から慕われることがあっても恨まれることは決してなかったはずである。
お金を手段として使い、自分たちも周囲も心豊かにするという考えが浮かばなかったのだろうか? 目的となってしまったお金が放火で焼けただれ、散乱していたという記事は本当に空しい。

この事件の犯人を私は許すことは出来ない。また、亡くなられたご夫婦のご冥福を心からお祈りするが、生き方については疑問を投げかけざるを得ない。


cpiblog00620 at 15:14│Comments(2)TrackBack(0)clip!雑感 

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この記事へのコメント

1. Posted by fake rolex watches   November 08, 2014 12:40
また、亡くなられたご夫婦のご冥福を心からお祈りするが、生き方については疑問を投げかけざるを得ない。
2. Posted by Hermes Galaxy S3 Cases   January 13, 2015 15:52
ごちそうさまでした

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