April 07, 2009

ラジオ体操について考える

毎朝8時30分になると通勤途中にある自動車の部品工場からラジオ体操の音楽が流れてくる。作業着を着た男女数10人が会社の中庭でラジオ体操を始める。
以前はどこにでもあった朝の風景であるが、最近はこの工場以外ではほとんど目にすることがない。
面倒臭そうにダラダラと体操をする人、キビキビと体操をする人とさまざまであるが、見る側にとって何かほのぼのとするのは郷愁のせいだろうか?

ラジオ体操と言えば小学校の体操当番を思い出す。
校庭で朝礼の前に行なわれるラジオ体操の時、前に出て指導する当番である。
6年生になると全員順番で前に出てラジオ体操の指導をする。ここは注目される。私は体操が好きで床運動、鉄棒を得意としていた。朝のラジオ体操も好きであった。早く6年生になって前に出て得意のジャンプを披露したいと思っていた。

それが・・・。
今でもはっきり覚えている。小学校3年の11月3日、文化の日、街頭テレビのある公園の鉄棒で逆手車輪をして回っていたとき、手が滑りそのまま鉄棒から落ちて右の肘の関節を複雑骨折してしまった。
上級生が自転車で家まで送ってくれた。父親に連れられ病院へ行ったが、手術しても上手く肘が曲がるかどうか分からないといわれ、父はそれでは困ると思い、整骨院(当時は骨接ぎと言っていた)に連れて行き話を聞くと、形は保証できないが腕が曲がるようにはしてやると言われたという。
父の選択は骨接ぎであった。形よりも機能だという選択である。それは正しかったと思うが、そのときから腕が真直ぐ伸びなくなった。今でも右の肘は変形し、真直ぐ伸びず、冬になると痛み出すが、日常生活に困ることは全くない。

しかし、ラジオ体操で前に出て得意の体操を披露することは出来なかった。腕が真直ぐ伸びないので、後ろめたい気持ちでこじんまりと体操をするようになってしまったのだ。

今日もあの工場からラジオ体操の音楽が聞こえてくる。
この音楽を聴くと一度は体操当番で晴れ舞台を踏みたかったことを思い出す。


cpiblog00620 at 13:37│Comments(1)TrackBack(0)clip!雑感 

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この記事へのコメント

1. Posted by rolex replica uk   January 09, 2017 17:15
今日もあの工場からラジオ体操の音楽が聞こえてくる。

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