June 06, 2007

「自作自演」について考える

先月23日、金沢市内で石川県警警務部に所属する44歳の警部補が刺された事件は、自作自演だったと新聞に書いてあった。事情は詳しく報道されていないが、「出勤したくなかった。誰かが見つけてくれると思った」と話しているという。
全く人騒がせな警察官である。警察官が刺されたというニュースで近隣の住民はここ2週間不安に駆られていたであろう。仕事に対応できず、出勤したくなかったという身勝手な理由で世間を騒がせるとは、警察官としてあるまじき行為であり決して許されることではない。
こういう事件が起きると必ずしたり顔で、警察内部に問題があったのではないか、不適切な配置ではなかったかなど周りを非難する論調が出てくるが、甘ったれた本人が最初に非難されなければならない。
警察官だけではないが、公務員の質が落ちてきている。いや日本人全体の質が落ちてきているようだ。戦争まで極論するつもりはないが、危機感を持っての生活が緊張感を生み、生活にメリハリを持たせると思う。平和ボケ、幸せボケもいいかげんにしてもらいたい。

今回の事件を「自作自演」と呼んで報道している新聞が多いが、どうも意味が違うように思う。自分で行ないながら盗難にあっただとか、怪我を負わされたなど被害者を装うような悪い意味に良く使われるが、「自作」とは自ら作ると書くが、もともと自分の所有する農地を耕作して農業を経営することからきていると辞書にも書いてある。また、「自演」とは自分の作品に自分が出演したり、自分で演出したりするということであり、今回の事件のような陳腐なことを指して「自作自演」といってしまうとこの言葉の崇高さが失われるような気がする。「自作自演」とはもっと高いレベルのことを指すのであって、今回のような
低レベルの事件は、金沢の警察官が起した「馬鹿な行為」と切り捨てればいいのである。


cpiblog00620 at 21:06│Comments(1)TrackBack(0)clip!雑感 

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この記事へのコメント

1. Posted by cartier replica   December 09, 2014 18:05
れるが、「自作」とは自ら作ると書くが、もともと自分の所有する農地を耕作して農業を経営することからきていると辞書にも書いてある。

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