March 02, 2007

「赤ちゃんポスト」について考える

親が何かの理由で育てられない新生児を匿名でも受け入れるという「赤ちゃんポスト」の設置を熊本市の慈恵病院が計画し、厚生労働省が違法か否か検討していた問題で厚生労働省は2月22日に「直ちに違法とは言い切れない」との見解を示した。これにより全国初の赤ちゃんポストが熊本市に誕生することになりそうである。
これについては「育児放棄を助長する」「命を救うためにはやむを得ない」など賛否両論があるというが、私は大賛成である。

育児放棄を助長すると言うが、ポストが出来て育児放棄を簡単にするような親は、ポストがなければ虐待か、遺棄をするであろう。また、子どもの命を救うだけではなく、「育てられない」と追い詰められて罪を犯す親をポストは救うことにもなるのだ。
ポストは母子ともに救う観音様のような存在ではないかと思う。
心ある親はどんなに貧しくても、過酷な状況であっても、自分の子どもが愛おしいと思えば育てられないことはない。ポストが設置されたからといって、その気持ちが揺らぐとは到底思えない。
むしろポストがあるという安心感で、人知れず出産に悩んでいる母親に勇気を与えるのではないだろうか? 自分の子を産めば、普通の親であれば愛おしくてたまらないだろう。万が一邪魔でしょうがないという気持ちを持つ親がいたとしても、ポストの存在が母親の罪を未然に防ぎ、子どもの命を救うことになる。

日本全国の市町村長さん熊本に負けずに「赤ちゃんポスト」を設置していきましょう。

「赤ちゃんポスト」(新聞の解説より)
ドイツのキリスト教系社団法人が2000年に設置し、70箇所以上に広がっている。慈恵病院の計画名は「こうのとりのゆりかご」で、外壁に縦45センチ、横65センチの扉を付け、温度を36度に保った内部の医療機器に赤ちゃんを預けられるようにする。赤ちゃんが置かれると、重さでセンサーが感知し、院内にブザーで知らせる。監視カメラは付けない。


cpiblog00620 at 21:25│Comments(2)TrackBack(0)clip!雑感 

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この記事へのコメント

1. Posted by longines replica   November 27, 2014 17:54
監視カメラは付けない。
2. Posted by hermes replica   December 09, 2014 18:04
らせる。監視カメラは付けない

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