August 03, 2006

「幸福」について考える

7月30日の新聞で「1位デンマーク…日本は90位」という見出しを見つけた。
何のことかと思って記事を読むと「国民の幸福度」だという。日本国民が世界で90位の幸福度? え!という思いだ。

イギリスのレスター大学の社会心理学分析の研究者が、同国のシンクタンクのデータを基にした独自の計算で幸福度を順位付けして「世界幸福地図」を発表したというのだ。対象は178カ国。その国の基礎データや約8万人に聞き取り調査した国際機関の発表済みの100以上の報告書を分析してランク付けしたというのだ。

2位はスイス、3位がオーストリア、アメリカは23位、中国は82位、最下位はアフリカのブルンジだという。そして、[氷イ雰鮃管理 高い国内総生産(GDP) 6軌蕕鮗ける機会 し粉僂侶歃囘美しさ ス駝韻龍い同一性の条件が整った国の国民は「幸せ」と回答する傾向が強いことがわかったと伝えている。

まあ何と暇な人たちがいるものだとあきれ返ってしまった。大学から禄を食み、ぶらぶらしているわけにもいかないということで調査したのでもないだろうが、ここの研究者は大きなお世話をしているとしか思えない。
自国民の地域毎の「幸福地図」を作成して政治や経済に反映させるということであれば、わからないでもない。だが、他国民も巻き込んで、それもたった8万人の聞き取り調査というのはお粗末過ぎる。178カ国で割ると平均1国450人足らずである。日本で当てはめると1県で10人もいない。そんなことで幸福度が測れるか!

いやいや目くじらを立てて記事に噛みつくほどのことでもないだろうと思いなおした。どうせお遊びでの事だ「おもしろいね」でいいかもしれない。

この条件が整えばどこから見ても「幸福」だという「絶対的な幸福」というのはありえない。裕福であっても、地位や権力が有っても、幸福だと思えない人もいる。貧しくても、健康を害していても幸せだと感じる人もいる。
他者から見て幸せそうでも実は…ということはどこにでもある。厳しい現実の中で、幸せに暮らしている人たちも多い。
「幸福」は自分の心が決めるものであって、他者から押し付けられるものではない。そんなことは皆百も承知なはずである。

それでも何かに後押しされたい、確認したいという不安な心が芽生えるので、占いや今流行の霊感、宗教に流れて行ってしまうのだろう。

「自分の心」以上に強いものは無い。
「自分の心」が幸せだと思えばどんな状況にいても「幸せ」なのだ。「不幸」だと思えばいくらお金があっても、権力があってもそれは「不幸」になってしまう。

こんな海外のいんちき「世界幸福地図」に惑わされず、私は世界で1番幸せな国にいると信じている。


cpiblog00620 at 11:46│Comments(0)TrackBack(0)clip!こころ 

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