July 22, 2006

アメリカへ4

会場入口
いよいよStationery SHOWの当日である。開場の1時間くらい前に入場して最後の点検を行なう。主催者が徹夜で準備したのであろう通路の床はカーペットがきれいにひかれて、華やいだ雰囲気になっていた。少し遅れてOさん親娘とMさんが到着する。Oさんは私が和食好きということで、おにぎりと麦茶を用意してくれた。これはありがたい。昨年見学に来たときは、ピザと巨大な肉団子の乗ったスパゲッティーそれにハンバーガーしか会場にはなく、二日間止むを得ずこれらを食べることになった。あの時の苦痛にゆがんだ私の顔を覚えていたのであろう。大きなおにぎりをたくさん作ってきてくれた。それにしてもあのおにぎりは大きかったなあ。朝食も昼食もおにぎりをほお張り、力をつけてショーの会場を視察する。

とにかく開場が広いため、われわれ日本から来た3人はばらばらになって開場を見て廻り、それぞれこれは日本で売れそうだと思うものをチェックすることにした。ブースナンバーが6000番まである。複数のブースを繋げて出展しているところも多いので、実際には2000社くらいであろうか?それにしても9割がグリーティングカードを出展している会社であり、アイテム総数はとてつもない数である。
当社のブースはOさんとMさんに任せて、ひたすら会場を見て廻る。ブースのナンバーをメモしながら気になったカードをチェックする。言葉がよくわからないが、電子辞書を片手に「見せてください」(こんな意味のことを言ったと思うが)といいながらカードを見ているといろいろと話しかけてくる。最初は無視していたが、それでも何か言わなくてはと「wonderful」だとか「That‘s great」など口からでまかせを言っていると、こいつはだめだというように去っていくのでゆっくり見ることができた。輸入したいものがあれば、交渉はOさんがしてくれるので、私はとにかく見て廻ることに専念する。ブース1


PM3時ごろに休憩所に集合しそれぞれの感想を話し合う。初日ということで気負いすぎ、かなりの距離を歩いたためへとへとである。和をモチーフにした当社のブースの事も気になり、様子をOさんに聞くが、あまりよい反応は得られず、がっくりする。
今回はリサーチが最大の目的であったが、それでも出展したものに対する好評価を多少期待していた。
アメリカへ「和風」を取り込んだカードを輸出する企画を半年行なってきた。机上と現場とはやはり違う。まだ初日ではあるが、企画の難しさを実感する。後3日いろいろと感想を集めてもらおう。



cpiblog00620 at 14:01│Comments(5)TrackBack(0)clip!アメリカ合衆国 

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この記事へのコメント

1. Posted by 晩成   July 28, 2006 23:53
 お疲れ様でした。 外国でこのようなブースを出展するは並大抵の苦労ではないと想像できます。 やはり文化の違いが、ここは微妙にあると思います。 
 私自身の短期間の海外在住と、外国人との仕事を通じ、そんな風に感じます。
 数少ない経験として、カナダで数回、ラスベガスで一度、種類は違うのですが、このような展示会を見学いたしました。
 
 どのような種類の展示会であれ、質問の重要性、つまり英語のコミュニケーションにより、核心に触れる部分の確認が必要と毎回感じました。

 「百聞は一見にしかず」は当然のこと。 「質問なしは本質は理解できず、ビジネスには生かせず・・・」 
 わけもわからず、勝手なことを申し上げました、お許しの程。  
2. Posted by Oです   July 29, 2006 07:15
大きなおにぎり製作者のOです。
三浦さん、その節は、大変お世話になり、ありがとうございました。

三浦さんがアメリカにいらっしゃった時に、ご一緒させていただいて、いつも感じるのは、三浦さんに対するアメリカ人が、一様に、敬意を表したつきあいかたをする、ということです。
三浦さんは、ほとんど英語をお使いにならず、時には相手がアメリカ人で日本語はまったくわからない人であろうと、構わずに日本語を話していらっしゃることもあるのですが、それで結構通じていますし、相手は決してバカにしたりしないのです。
多くの日本人が、アメリカに来るからには、英語を話せなければいけない、と考え、英会話を勉強し、必死で英語を使ったりしていますが、そういう人たちは、逆にバカにされたりすることがよくあります。

つづく
3. Posted by またまたOです   July 29, 2006 07:16
どうして三浦さんがアメリカ人にバカにもされず、敬意を持って接せられるのか、考えましたが、それは、三浦さんが、日本人として、誇りをもって、堂々としていらっしゃるからなのだと思います。
三浦さんは、日本のことをよくご存知です(あたりまえのようですが、意外とそうでない日本人は多いと思います)し、ご自分が日本人であることに誇りを持っていらっしゃるのが、よくわかるのです。

私の娘は16歳でアメリカに来て、アメリカ人の中で生活していますが、いつも、三浦さんのお姿をお手本と思い、自分が日本人の代表だ、というくらいの気持ちでおります。

三浦さんは、私はもちろん、娘にとっても、すばらしい先生です。

こういう三浦さんの態度こそ、これからの日本人の世界でのあるべき姿なのではないか、と思います。

サムライの三浦さん、かっこいいですよ。
4. Posted by 三浦尚城   July 29, 2006 09:45
晩成さん、Oさんコメントありがとうございました。
多少は英語を理解しようとその気になっています。
そのうち見ていてください。
5. Posted by swiss replica omega watches   March 04, 2015 10:43
あなたの記事は本当に私の問題で私を助け読む私はこの記事を書くためにあなたに感謝したい

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