November 25, 2005

学芸会について考える

学芸会2
学芸会という響きは大変懐かしい。
学芸会は小学生にとてもよく似合う言葉である。
そんな学芸会を見学してきた。三女の小学校で2年に一度開かれている。
体育館の舞台の前に体育用のマットをひき、そこに学年順に生徒が座り、その後ろにパイプ椅子を並べて保護者が座る。何だか村芝居を見に来ているようである。
子どもたちがせわしなく動き、先生方が指示をして開演の準備に慌しい。それをビデオやカメラを抱えて保護者が自分の息子や娘を追う。
いよいよ開演だ。

学芸会1
いやいや、なんとも言えないくさい芝居である。それがまたいい。
必死になって正面を向き、大きく口をあけて台詞をしゃべる1年生。台詞を間違えやり直す2年生。5年生、6年生になるとそれなりに堂々として役を演じていく。
そんな成長を見ていくのも楽しいものである。

都心の小学校は生徒の数が少なくなったために、それぞれの台詞も多くなり、それなりに保護者は楽しめる。
先生や、母親が作った手作りの衣装を着けて次々に子どもたちが舞台で晴れ姿を披露する。
最後に6年生の我が娘も「魔法をすてたマジョリン」の「旅人の母」役で舞台に立った。

そんな「学芸会」が今年で終わるという。品川区では来年度から学校単位の学芸会が廃止され、学習成果発表会という形に変わるようである。
中学校ではすでに学習成果発表会の「演劇」という形で行なわれているが、小学校でも学習成果発表会となるようだ。
区内の小学校の代表が一同に会して「演劇」の発表会をするようになるだろう。
こうなるとそれぞれの学校の代表が自然と競い合うようになり、「くさい」芝居が無くなってしまうだろう。

「学芸会」無くして欲しくないなー。
「学習成果発表会」なんて堅苦しいなー。


cpiblog00620 at 15:32│Comments(1)TrackBack(0)clip!

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この記事へのコメント

1. Posted by fake rolex   March 17, 2015 14:28
3 日本を住みやすくした。それはそれでいいでしょいというようなことを話すう。し

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