October 13, 2005

熊本帰省2005 黒川温泉2

黒川1
標高700メートル、筑後川の支流である田の原川沿いに、懐かしさ溢れる家並みが立ち並び湯治場の雰囲気を残しているが、そこを行き来する人たちは若い人たちで活気付いている。
全国的に有名になったために湯治場というには程遠い賑やかさに驚かされる。何と温泉マップは英語バージョンまで出来ている。いやー恐れ入った。これがあの昔の鄙びた黒川温泉かと目を疑う。
皆で協力すればここまでできるのだと感心させられる。

私たちはまず、新明館の「岩戸風呂」を目指したが、黒川の露天の中でも超人気風呂だけあって1時間くらい待たないと入れないというではないか? ディズニーランドではあるまいし温泉に浸かるのに1時間待ちはないだろうということで、山みずきさんの「幽谷の湯」へ入る。なかなかいい。秋の紅葉のシーズンには最高ではないかと思う。露天風呂の水面ぎりぎりまで枝が伸びている。道路は人で賑わっていたが、ここは別世界のようだ。

次にいこい旅館の「美人の湯」へ行く。前回いこい旅館さんに宿泊したので、何度も入っていたが、ここは日本の露天風呂100選に選ばれている名露天である。
山から竹で引いている打たせ湯で肩をもみ、手足を伸ばしてすぐ下を流れる川のせせらぎに耳を傾ける。ここの露天風呂は何度来てもいいなー。

最後は夢龍胆さんの「りんどうの湯」に浸かる。ここは広い露天で混浴であるが、残念なことに昔の湯治場と違い、若い人が多く女性が入ってくることはほとんどない。
奥は屋根付であり、雪など降ってきた時の景色を想像するとうっとりとしてしまう。
露天風呂も3箇所目となるとそう長湯は出来ない。何だか湯疲れしてぼーとしてしまう。
足だけ浸かり心地よい風に当たりながら今夜の夕食に思いを馳せる。
黒川2

夢龍胆さんを後にして、温泉街をふらふらと宿に向う。途中祠があり、「黒川温泉の由来」が書いてある。ふんふんなるほど。お地蔵さんの首が祭られているそうだ。お賽銭を入れてお参りする。その横のいご坂を上っていくと酒屋があり、天草の向陽寺住職がラベルに1つ1つ文字を書いた説法焼酎なるものが売っていた。思わず「心」と書かれた焼酎を5本、30年古酒を2本買い込んだ。しかし、入湯手形だけで財布は持ってきていないので、明日取りに来ますと言うと、今晩帰りに旅館まで届けてくれるとのこと。
ここはやはり1つなのだ。私たちが泊まっている旅館は離れに過ぎないのだ。
そんなことを思いながら坂を上ると道端のお地蔵さんがにっこり笑っていた。


cpiblog00620 at 14:31│Comments(1)TrackBack(0)clip!熊本 

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この記事へのコメント

1. Posted by 混浴露天ぶろぐ   December 12, 2005 23:32
いいなぁ、黒川温泉・・・
泊まりで行ってみたいものです・・・(^〜^)

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