April 09, 2005

冒険の旅の仲間たち 1

今週、会社の戸棚の中を整理していると9年前の「心の中へ……冒険の旅」という書籍を通して知り合った「冒険の旅」の仲間たち(私はここで知り合った人たちをそう呼んでいます)とのメールや手紙のやりとりがたくさん出てきました。
最近では、忙しさに紛れてすっかり忘れていましたが、当時は仕事もままならないほど仲間たちとのやりとりに忙殺されていました。

書籍の宣伝や、インターネットの掲示板に書き込むことをだんだんしなくなって、少しずつ忘れていきました。
「冒険の旅」の仲間たちは私のことを必要な時だけ連絡をしてきます。
だから連絡が無くなってきたということは、逆に言うと心の安定を取り戻してきたということにもなります。

この書籍を読んだことの無い人は、何を言っているのか分からないと思いますが、私は、やりとりを読み返しているうちに、見えないところに「冒険の旅」の仲間たちがまだまだたくさんいるに違いないと思い始めました。

このブログで時々仲間たちのことを書いてみよう。そうすると新たな仲間たちから連絡があるかもしれない。
そんなことを思い始めました。

今回はある中学3年生の女の子からの手紙を紹介します。
(原文のままですが、名前など特定出来る箇所はぼかしたり省略しています)


  TO 三浦尚城さん
 初めまして。私は中学三年生で、もうすぐ受験です。
 私は一週間位前に、普段読みもしない新聞を読んでいました。その時いじめの記事みたいのがあって、それを読んでみたら「冒険の旅」という本のことが書かれてありました。そして私はその本がとっても読みたくなってすぐにTELをしたのです。
 この本はとっても良い本でした。ありがとうございます。おじさんが、清輝君やそのお父さんそして私たちのことをとっても考えてくれたのだなあと思いました。
 私は中2位から友達という友達がいませんでした。話すだけの友達で、なやみが言える人はほとんどいませんでした。だから中くらいの友達はたくさんいたんだけれど・・・。
 家ではあまりお父さんが好きではなくて、言われたことを無視したり。そうするとそれはおこります。でも、「お前なんて、うちにいなくたっていいんだ!」なんて言われて、しょっくでした。本気で言っているのか分からなくて、家出(したかも?)や死のうかなどと考えたこともありました。「べつにいてもいなくても何も変わらないんだ!」と考えました。でもそんな勇気出ません。こわくてできません。でも今思うと、それは正しいことだったんだと思っています。「生きよう」と思うことが勇気なのだと思います。
 私は、気が小さい。けど明るくてそこらへんにいるような女の子かもしれません。でも、いろいろなことをよく考えてしまい、よく泣いてしまいます。世の中には私よりも弱い人はたくさんいると思います。学校にもいます。私は良くないことだけど、少しだけいやがらせみたいなことをしてしまうのです。でも、この本を読んで、そんなことは絶対に良くないことだと思いました。そういう人だって、障害を持っている人だって、み―んな同じ人間なのです。この世にいなくてもいい人なんて一人もいません。この本を読んで、ほんとうにいろいろなことを考えさせられました。
清輝君の遺書を読んだときは、かわいそうで涙が出てきました。妹にここだけは読んでもらいたくて言ったところ、妹も心をうたれていました。
今、私はこの先の夢がなく、何もない状態です。でも、その時その時をきちんと人間らしく生きていこうと思います。
夢がないということは、とても不安なことだけど本当にないのだからしかたないですよねえ。1つだけ思っていることは、きれいな心をもった大人になりたいということです。
常にこれを思いながら私は生きていこうと考えています。

PS もしできたら、また本を書いてください。
  その時は、絶対買って読みます。


この手紙には、妹と一緒に撮ったかわいらしいプリクラの写真が貼ってありました。
もちろん返事も書いて出しました。
今は彼女も23歳から24歳となっているはずです。

「冒険の旅」に出発したい新たな仲間を募集しています。連絡下さい。

ということで、時々以前の仲間のことを書いていきたいと思います。


cpiblog00620 at 11:23│Comments(1)TrackBack(0)clip!冒険の旅 

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この記事へのコメント

1. Posted by tag heuer replica   September 16, 2015 15:26
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