March 01, 2005

京都について考える

3e6d1af0.jpg京都の話です。
世の中ごたごたしたことが多い時代になりましたが、そんな時こそ京都です。

2月の初めに久方ぶりに1泊で京都へ行ってきました。16名という大人数でしたがツアーではなく気心の知れた仲間たちとの遠征です。(旅行ではなく何故遠征かは後ほど)
不詳私が遠征隊長としての大役を仰せつかり、お役目といいながら隊員を押しのけて楽しませていただきました。
海外は上海から、国内は福岡からこの1泊のためだけに集まってきた者もいました。
また、ご夫婦一組、主婦3名(ご主人の了解のもと)も馳せ参じてきました。
何故この寒い季節にわざわざ京都か? これには訳があります。遡ること1年半前、ここからこの遠征の企画は始まりました。

平成15年秋、吉祥寺の料理屋に25名ほどが集まり30年前に戻って大騒ぎをしていました。学生時代お世話になったM氏が上京したので、その方を囲んで懇親会を開催したのです。それこそ30年ぶりにあった人もいましたが、すぐに当時の先輩後輩に戻って昔話に花が咲きました。
とまあ、この話をし始めると京都の話に入るまで3回はかかってしまうので、いきさつは追々機会を見つけて書くことにして全員集合した京都駅から話を進めましょう。

とにかく16名と京都のM氏が午前10時30分京都駅で再会しました。そして、駅からタクシーに分乗し、17名は東寺へ。ここは何があっても外せないと、翌日朝6時過ぎの新幹線で帰らねばならない隊員が主張をしました。(彼は翌日結婚式があり20時間しか京都に居られないのです)
京都は今いろいろなところで普段非公開の場所が公開されています。ここもその一つです。

東寺と言えば何といっても五重塔です。ここの五重塔は国宝に指定されています。
弘法大師空海が嵯峨天皇から東寺を勅賜(ちょくし)され、826年に五重塔の造営を始め何と竣工したのが883年です。その後しばしば災火をうけ焼失すること四回におよんでいます。当時は、京都でずば抜けて高い建物でしたので、雷にうたれる頻度が高かったのでしょう。そして、現在の塔は1644年徳川家光の寄進によって竣工した55メートルの現存する日本の古塔中最高の塔です。

塔の前には何人かの学生のボランティアガイドがいましたので、案内をお願いしました。
まあよく覚えたなというほどしっかりと歴史の説明をしてもらいました。
京都にはこのようにボランティアのガイドが多くいます。自分たちの故郷をとても誇りに思っているようです。
そういえばここへ来るまでのタクシーの運転手も、京都では歴史を知らなければタクシーの運転手も出来ませんよと言っていました。うーんやはり京都は奥深いぞ。

五重塔の中へ入り説明を受けましたが、何といっても真ん中にある心柱(しんばしら)が印象的でした。心の柱と書いて心柱となれば、心力舎の社長としては見逃すわけには行きません。

あれ、また紙面を随分使ってしまいました。これは京都の話は長くなりそうだぞ。読まれる方は今から覚悟をしておいてください。と言うことで、次回は「京都----心柱について考える」と題して書いていこうと思います。


cpiblog00620 at 14:14│Comments(0)TrackBack(0)clip!京都 

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